男性として生きることに違和感を持ち続けてきた楓は、就職を目前に、これから始まる長い社会人生活を女性としてやっていこうと決断する。幼い頃から夢見ていた建築業界への就職も決まり、卒業までに残された数か月のモラトリアム期間に、楓は女性としての実力を試そうとするかのように動き始めた。
ビューティーコンテストへの出場や講演活動などを通して、楓は少しずつ注目を集めるようになる。メディアに対しては、自身が活躍することでセクシャルマイノリティの可能性を押し広げたいと語る楓だが、その胸中には、父親の期待を受け止めきれなかった息子というセルフイメージが根強く残っていた。社会的な評価を手にしたい野心的なトランスジェンダー女性と、父親との関係に自信を取り戻したいとひそかに願う息子。この二つの間を揺れながら、楓はどんな未来をつくり上げていくだろう。
これは、社会の常識という壁に挑みながら、自分だけの人生のあり方を模索する新しい女性の誕生ストーリーである。
18:00 - 19:45 映画上映
19:45 - 19:55 休憩
19:55 - 20:30 トークセッション
ドキュメンタリー映画「息子のまま女子になる」が投影された画面の横にはなんともう一つの画面が。もう一つの画面では来場者のみなさんが思い思いの感想や感じたことを投稿でき文字化されて反映される画面になります。「このシーン本当に感動しました」や「この場面どういう心境だったの?」などなど投稿すると同じ会場で一緒に鑑賞する杉岡太樹監督や出演するサリー楓さんからもコメントが返ってくる画期的な仕組み。もちろん会場でしか使用できないインタラクションツールをつかって意見交換をおこなう多分世界初の試みを行います。匿名性が保たれているのでセンシティブな質問も可能です。新しい映画の観賞の方法を模索する渋谷らしい取り組みです。
会場へお越しいただく皆様におかれましては、以下の通り感染拡大防止策へのご理解とご協力を頂けますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
- 発熱症状や咳など体調がすぐれない方のご来場はお控え願います。
- 会場入口に検温器を設置いたしますので検温にご協力ください。
- 感染防止の為、マスクのご着用・ご準備を必ずお願いいたします。
- 手洗い、うがいの励行をお願いいたします。
- 会場入場口に消毒用アルコールの設置をいたします。十分な感染対策にご協力ください。
- 会場にて万が一体調が悪くなった場合は、速やかにお近くのスタッフにお声がけください。