丸の内の森レディーズクリニック院長
1976年兵庫県神戸市生まれ、大阪大学医学部医学科卒。10年に出版した『女医が教える本当に気持ちいいセックス』がシリーズ累計70万部突破の大ヒットとなり、各メディアから大きな注目を集め、以後妊娠出産に関わる多くの著書を出版。“カリスマ産婦人科医”としてメディア出演、医療監修等、女性のカラダの悩み、妊娠出産、セックスや女性の性など積極的な啓蒙活動を行っている。2児の母。
編集者。主な担当書籍に『射精責任』『荻窪メリーゴーランド』『うれしい近況』 『ワンルームから宇宙をのぞく』『宗教2世』『あなたも狂信する 宗教1世と宗教2世の世界に迫る共事者研究』 『親切で世界を救えるか ぼんやり者のケア・カルチャー入門』』など。
1960年代、中絶が違法だったフランス。大学生のアンヌは予期せぬ妊娠をするが、学位と未来のために今は産めない。選択肢は1つー。アンヌの毎日は輝いていた。貧しい労働者階級に生まれたが、飛びぬけた知性と努力で大学に進学し、未来を約束する学位にも手が届こうとしていた。ところが、大切な試験を前に妊娠が発覚し、狼狽する。中絶は違法の60年代フランスで、アンヌはあらゆる解決策に挑むのだが──。
監督:オードレイ・ディヴァン
出演:アナマリア・ヴァルトロメイ『ヴィオレッタ』、サンドリーヌ・ボネール『仕立て屋の恋』
原作:アニー・エルノー「事件」
配給:ギャガ
2021年/フランス映画/カラー/ビスタ/5.1chデジタル/100分/翻訳:丸山垂穂
R15+
14:00~14:05 オープニング
14:05~15:45 映画「あのこと」上映
15:45~15:55 休憩
15:55~16:55 トークセッション「中絶 それは権利か、自由か、それとも?」
2023年11月20日から日本でもついに緊急避妊薬(アフターピル)の試験的販売が開始されました。とはいえ、実際に販売できる薬局は非常に限られており、全国で150店舗ほど。また販売価格も7千〜9千円程度に想定されており、他国と比べると入手するハードルは依然として高いままです。望まない妊娠にどういった選択肢があるのか、どういった決断をくだせるのか、現在の日本においても置かれている環境や経済的な状況でまちまちです。「中絶する権利」が守られることがなぜ大切なのか、特に若い世代にとってなぜ必要なのか、中絶が許されなかった時代に中絶を決断した若い女性の視点から考えていきます。